iPhoneが水没したら“まず落ち着く”!絶対NG行動&正しい対処法

3. 正しい対処法

水没時の正しい対処は、やること自体はシンプルです。重要なのは順番と、やり過ぎないことです。まずiPhoneを回収したら、ケース、アクセサリー、SIMトレイ(可能なら)を外します。SIMトレイを抜くのは、内部に風が通る経路を増やすためですが、無理にこじ開けないことが前提です。取り出したSIMは乾いた布に置き、トレイも水分を拭き取ります。eSIM運用ならこの工程は省略できます。

次に本体表面の水分を拭き取ります。画面や背面は柔らかい布で“押さえる”ように拭き、充電口やスピーカー周りは特に丁寧に、ただし穴に何かを入れないのがルールです。可能なら、充電口を下にして軽く傾け、自然に水が出やすい角度でしばらく静置します。振らずに、重力に任せるイメージです。

乾燥は「常温・風通しの良い場所」で自然乾燥が基本です。扇風機の弱風を当てる程度なら有効ですが、熱風は避けます。時間は状況によって変わりますが、少なくとも数時間単位ではなく“日単位”で考えた方が安全です。特に充電口に水分が残ると危険なので、焦って充電しないことが最大のポイントになります。

もし「液体が真水ではない」場合(海水、スポーツドリンク、ジュース、洗剤、温泉など)は話が変わります。乾いても塩分や糖分が残り、腐食やベタつきで故障しやすくなるため、早めに専門対応を検討した方が安全です。自宅でできるのは、表面を軽く拭くまでに留め、内部清掃が必要な段階に踏み込まない方が良いケースが多いです。

また、水没後に一時的に動作しても油断は禁物です。カメラが曇る、スピーカー音がこもる、Face IDが不安定、充電が不安定など、後から症状が出ることがあります。復帰したとしても、まずバックアップ(iCloud等)を最優先で取り、重要データを守ってから様子を見ると安心です。水没対応の目的は、端末を救うことと同時に「データを救う」ことでもあります。